やけど(熱傷)とは?

主に熱による皮膚の損傷をいいます。

 

症状は?

熱傷はI度、II度、III度に分類されます。I度では発赤のみで軽い痛みがあります。II度は浅いII度と深いII度に分けられます。浅いII度では水ぶくれができてヒリヒリして痛く、深いII度では水ぶくれができますがやや白っぽい色をしており痛みは少ないです。III度では白色から褐色で皮膚は硬く痛みを感じません。II度、III度になるに従い重症となります。

 

応急処置はどうするのですか?

第一に、水道水などのきれいな流水で2030分間ほど冷やすことが大切です。服の上からやけどをしたときは無理に服を脱がせずに、上から水をかけてゆっくり脱がせるか、はさみで衣服を切り除くようにします。広い範囲のやけどや小児の場合には冷やしすぎによる低体温に気を付けてください。

 

どんな治療をするのですか?

受傷早期では熱による炎症の波及を防ぐため、ステロイド外用薬を使用します。炎症の広がりが止まってからは傷に対する治療を行います。やけどの治療は受傷してからの時間経過により変わりますので皮膚科を受診した方が安心です。