にきび(尋常性ざ瘡)とは?

毛穴へのアクネ桿菌という細菌の感染によりおこります。直径12mmぐらいの白っぽいブツブツができ、それが赤くはれたり膿(うみ)を持ったりします。

 

おこりやすい年齢と時期は?

思春期や若い成人に多いです。夏に悪化しやすいですが、皮膚が乾燥する冬にも悪化することがあります。

 

どんな治療をするのですか?

過酸化ベンゾイルや抗生剤を中心とした外用薬をぬります。過酸化ベンゾイルや抗生剤はアクネ菌を死滅させ、肌の炎症を抑えます。過酸化ベンゾイルにはピーリング作用もあり、古い角質を除去し毛穴をつまりにくくさせることで、にきびを予防します。症状が強い場合には抗生剤を一定期間内服します。近年にきびの治療薬の進歩はめざましく、多種類の中から患者さんの症状に合う薬を使用できるようになりました。

 

日頃気をつけることは?

適度に洗顔し、汚れや過剰な皮脂を洗い落とします。にきびに刺激が加わると悪化するため、顔にかかる髪型やにきびをさわる癖があれば改善した方がよいでしょう。毛穴をふさぐ油性の化粧品は避けましょう。睡眠や食事を規則正しくしましょう。